第217回 空中線とタブラチュア

市場へ行く人の波に体を預け、石畳の街角をゆらゆらと彷徨い、祈りの声、蹄の音、歌うような騒めきを、ブログに置き去りに過ぎて行く黒い夜。こんにちは、大島雅己です。

人にものを伝える方法はいろいろありますが、これをどう使い分けるのが効果的かを常に意識しています。
最初のポイントは「使う媒体(紙、ネット、電話)」と「やりとりするもの(テキスト文字、画像、動画)」の組合せです。
メールで説明する、紙に絵を描いてFAXする、資料を用意して郵送する、動画にしてネットで見てもらう、あるいは直接対話するなどの方法がある中で、どれが最適か。

もう一つのポイントは、どのように使われるかということです。相手に一度伝えればよいのか、その後しばらく保管してもらう必要があるのか、やり取りが繰り返されるのか、第三者に伝達されるのか、一般的に公表されるのか、などなど。それによって、何をどう伝えればよいかが変わってくるからです。当たり前のことをツラツラ書いていますが、コミュニケーションの失敗はいまだになくならず、自戒をこめて整理している次第です。

曲を演奏方法を他人に伝える場合も、譜面で伝えるか、言葉で説明するか、実演してみせるか、によって相手の捉え方は変わってきます。自分が伝えやすい方法と、相手にとって理解しやすい方法が一致するとよいのですが、なかなかそうもいかないこともあります。

<今日の本歌>
久保田早紀「異邦人」

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