第540回 自己消耗とヴァクヴァク島

これは9ポンドのボウリングのボールを頭のこの辺で回してるところなんだけど、そこはブログで表現するしかないの。目に浮かぶよ。こんにちは、大島雅己です。

決断疲れというものがあって、決断は繰り返すと質が低下するからなるべく余計な決断は減らした方がいい、というのがビジネス界の常識のようですな。昼飯に何を食おうかなどという問題に頭を悩ますなんて以ての外なのでしょうが、時にそんなことで脳を使ってしまいそうになります。

アドリブ演奏をしている時など、次は何の音を吹くか、どのぐらいの長さにするか、強さはどの程度か、といったことを常に決断し続けています。落語を演じる場合も同じく、次に誰に何を言わせるか、どんな口調で、どんなタイミングで、どんな心持で語るか、決断の連続です。

決断するからには、そのための判断基準を持たなければいけませんが、最後の決め手は「わくわくする方を選ぶ」ということにしています。自分が楽しくなる方、ときめく方、心が躍る方、といいましょうか。結果がどうなろうとも、わくわくできたのなら間違っていなかったと思うのです。

IT現場も決断の連続です。プロジェクトでは通常ならQCDの優先順位を最初に決めて、それに従うことになるでしょうが、他の条件が全て同じ2つの事象のどちらかを選ばなければならない場合は、やはり「わくわくする方」を選んでもよいかもしれません。ITプロジェクトだって、結局は関係者がわくわくするためにあるべきだと思うのです。

<今日の本歌>
ウェス・アンダーソン『犬ヶ島』

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