第113回 レインボーマンと吉田司家

ブログ、ブログ。ブログ苦いか塩つぱいか。そが上に熱き涙をしたたらせて、ブログを書くはいづこの里のならひぞや。こんにちは、大島雅己です。

あらためて考えますと、少し前なら考えられなかったようなことが今は手軽にできる時代になったものです。
昔は何かを習得しようと思ったら、学校に行くとか師匠につく等、先達から教えを請うのが普通だったと思います。それができなければ書物やビデオ等で自習する。師匠を探して訪ねたり本屋を回ったりの苦労があり、お金もかかったことでしょう。そうやって苦労を重ねた末にようやく師匠から認められて、だんだん実力もついていき、少しずつ作品を世に出していくというのが普通だったと思います。

今では、そもそも誰に教わる必要もなく、手軽にネットに公開できる。文章も絵も写真も音楽も映像も、いくらでもアピールし放題。それほどお金をかけずともできたりして。

さて、我々はこういう世界をどう捉えるべきか。
1)誰もが世に出られるので、プロの価値はなくなっていく
2)中途半端な人が増えるので、真のプロは重宝される
誰もが似たようなことをやるようになると、やがてそれは飽和状態となり、本物の実力を持った人だけがそこからブレイクスルーできるのだと思っています。今日も地道に日々の修行を積んでいきます。

素人を教育して、1日でプログラムを作れるようにさせることはできるかもしれませんが、IT歴25年のナレッジは教えることは不可能です。落語を一席マスターするだけならもしかしたら数日で何とかなるかもしれませんが、プロになるには生まれ変わらないと無理だろうなあ(実はけっこう真剣に修行したいのですが…)。

<今日の本歌>
佐藤春夫「秋刀魚の歌」

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