第2486回 ファクトと感覚の関係(1)
こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。おあとがよろしいようで。この言葉は、舞台に出る芸人さん等が言うもので、「次に出る人の準備ができたようです(だから私はここでお役御免です)」の意味ですが、勘違いしているかたがいるようで、「自分が演じた芸が首尾よく終りました(うまくオチがつきました)」というニュアンスで使う人をたびたび見ます。雰囲気とか文脈とか感覚とは大事なものですが、それだけで内容を理解したつもりになっていると大きな間違いである可能性があります。事実はどうなのか、実際にはどういう意味なのか、という確認はいくら深掘りしても過度になることはない、むしろ100パーセントに達することなどまずあり得ないと思うぐらいでよいと考えています。続きはまたどこかで。
<今日の一推>
落語「蜘蛛駕籠」