第2480回 言葉と行動(1)

こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。本日は一日、三遊亭圓生の落語を聴いています。職場でCDを流しっぱなしにしているのです。「三十石」というレアな演目で、聴いてみるとあちこちの噺で聴いたことのあるシーンがいくつかあります。言葉遊びや謎かけの件です。聴きながらつくづく思うに、言葉のやり取りが人間の行動を左右するのですね。ああ言えばこう言う、こうすればああ来る、その積み重ねが世の中を動かしていく。頭の中で何をどう考えていようと、それだけでは意味がなく、外に発して、話して、離すことが最低の条件となって何かが始まる。とすれば、いかにして速く、うまく、楽に、頭の中身を外に吐き出せるか、これが重要であって、それこそが人間のミッションなのではないだろうか。この続きはまたどこかで。

(A面へ)

<今日の一推>
三遊亭圓生「三十石」

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