第2479回 数奇と達人(1)

こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。あらあらかしこ。しみじみと思いますが、古今東西この世には、泣けてくるほどすばらしい偉人がたくさんいます。故人も含めて、あの人もこの人も、なんてすごい人なのだろうと舌を巻くような天才。その存在のおかげで私はなんとか生きていると言ってもいい。何かの技術を極めたいのなら、その分野のすぐれた先達の技を愛することであろう。ピアノの達人は、誰よりもピアノの名演を聴いているはずである。落語の達人は、過去の名人の舞台をとことん見ているに違いない。なんの手本も参考にせず、いきなりプロのレベルに到達するような例もあるのかもしれないが、そのような人の発するものはつまらないだろうし、見る気がしない。続きはまたどこかで。

(A面へ)

<今日の一推>
立川談志「ひとり会」

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA