第2464回 話芸と情報の響き(1)

こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。何はともあれ話芸も情報のひとつです。内容があって、入れ物がありますね。言葉や記号や身振りやパフォーマンスを伴いながら観衆に伝わりますね。話聴く人語る人、そのまた座席を作る人。どんな場所でどんな時に、どんな人からどんな形でどんなものを聴くのか、その順列組合せは無限でありましょうね。つまり何かの情報が伝達される時、無限の選択肢の中からひとつが採択されているのであって、それはつまりそれ以外の選択肢が不採用になっていますから、選ぶとは選ばないことに等しい。これが情報の不思議な性質なのですね。そんなことを、立川談志「談志百席」をぶっ通して聴きながら考えたのです。続きはまたどこかで。

(A面へ)

<今日の一推>
立川談志「談志百席」

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