第1418回 差了とマグナドゥードル

春寒に乾き切つたる湿度計。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

いたるところでリセットボタンがほしくなることがあります。物事が混乱して二進も三進も行かなくなった時、今までのことはナシにして最初からやり直したくなる時。電気器具が動かなくなった時にボールペンの先などで小さなボタンを押すように。コンピュータ・ゲームでセーブポイントまで戻って気分新たに再開するように。相撲や将棋で待ったをかけるように。算盤の計算をするのにご破算で願うように。繰り返し使えるお絵描きボードの絵をクリアするように。

どんなものであっても常に活動し続けていれば傷んだり疲労したりガタがくるものですから、定期的に立ち止まって羽根を休めなければならないはずです。だからどんなに忙しくても夜は布団で寝るべきだし、どんなに作業が佳境でも寝る時には机の上を片付けるべきなのです。リセットによって余計なゴミや悩みや厄介を消し去ってしまうのです。

そういえば落語はリセットでけりがつく芸のように思えます。「割れても末に買わんとぞ思う」などと駄洒落で話を締めくくるなんて乱暴のようですが、これが落語を象っているとも言えるのでしょう。

(A面へ)

<今日の一落>
古典落語『崇徳院』

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