第1306回 電子走査アレイと兇徒聚衆

どういう時に使うんだって、大変って言葉を使うのはもう、大変な時さ(落語『風呂敷』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

「騒ぐ」のサワは擬声語だそうですが、もしかしたら「沢」と同源ではないのでしょうか。沢は生き物が繁茂するにぎにぎしい場所で、つまりサワは広がりとか開かれたイメージにつながります。それが適度な状態であればサワサワとサワヤカな状態だけれども、度を越してしまうとザワザワとざわつくようになって何かと障ることになる。

「騒」の字は馬に蚤にたかられて半狂乱になっている状態を思わせておだやかではありませんが、大事な時や大変な状況でこそみだりに騒いだり慌てるのではなく、落ち着いて静かに慎重に行動したいものです。

大声で騒げば騒ぐほど事態は悪化していく一方で、被害は拡大していくものです。助けを求める声や救助の音も、騒ぎによってかき消えてしまうかもしれません。

(A面へ)

<今日の一唱>
落語『風呂敷』

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