第1293回 忘却曲線とディプリシエイション

だくだくっと血が出たつもり(落語『だくだく』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

短期間で作ったものは短期間で消えてしまう、などと聞きますが、実際はどうなのでしょうか。確かに一夜漬けで覚えた知識はテストが終わった瞬間に忘れ去るものですが、長い時間をかけて作ったものが長持ちするとも限らない気がします。

つまり、手に入れるためにかけた手間暇と、それがいつまで効果を発揮するかは、モノによるのでしょう。手の込んだ料理は作るのに時間も手間もお金もかかりますが、食べれば一瞬で消えてしまうものですが、長年修業して身につけた職人の技術は一生ものとも言えましょう。

簡単に手に入り、その恩恵が長く続くものなどあるのでしょうか。あったとしてもそれは本当によいものだと言えるのでしょうか。あるいはそうなるように努力することが正しいことなのでしょうか。

(A面へ)

<今日の一唱>
落語『だくだく』

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA