第77回 只管打坐とメタラーニング

朝もやの湖に水晶の舟を浮かべて、ちょっとだけ触れる感じのブログを書きます。こんにちは、大島雅己です。

何かのスキルを習得するのに、一万時間説やら五千時間説などと言われていたり、昨今では半年でプロになれるなとという説も耳にしますが、それでもやっぱり、何かを身につけるには地道な努力を粛々と重ねるしかない、と思っています。それは時には苦しくて辛い、長く暗い道のりに感じることもあり、本当にこんなチマチマしたことを繰り返していてよいのだろうかという不安に陥ったりもしながら…(時には、というより、しょっちゅうか)。

もちろん、その手段や練習方法にはいろいろな選択肢があり、その中から、できるだけ効率のよいものを採るのがよいのでしょうが、にしても、努力もいらず短期間に達成できることはなく、地道な努力を積み重ねなければならないことには変わりないと考えております。

もしかしたらモノによっては画期的な方法やコツがあり、本当に短期間でマスターすることができるのかもしれませんが、真の血肉にならないような気がするし、たとえ身についたとしてもまたすぐ忘れてしまうのではないかと考えます(負け惜しみか)。

日々、ピアノの練習をしながら、己のあまりにも無様な体たらくに絶望しつつ、同じフレーズを何度も何度もこけつまろびつ弾いているわけですが、レッスンの先生曰く、「プロでもふだん陰ではとことん愚直に練習を繰り返している」とのこと。先生自身も、曲の出だしのポーンという1音を弾く練習に何時間もかけた、と聞いて腰が抜ける思いでした。すぐれた人ほど、愚直な努力を続けているのだと痛感しました。

<今日の本歌>
シーナ&ロケッツ「ユー・メイ・ドリーム」

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