第78回 花房観音とデフォルトモードネットワーク

皆さんこのブログの中に出て来る大抵の本歌を知っているでしょう。しかし私は発表するとしても、インデキスをつけずに貰いたいと思っています。こんにちは、大島雅己です。

昨日書いた内容の裏を掻くようですが、ちょっと対向したような補足を…。
スキルアップには王道は存在せず、愚直に、コツコツと、根気よく努力し続けるべしと考えており、この主張は変わりません。
ただし、何も考えず、闇雲に、機械的に、無目的的にやっていてはいけない。それでは上達しないと思っています。

一番重要だと思うのは、ゴールのイメージを持っていることです。どういう状態を目指しているのか。具体的にどんなことをどんなふうにできる姿になりたいのか。それによって何に対してどんな影響を与え、その時自分はどんな気持ちになっているのか。そういったことをできるだけ具体的にありありと思い描けていること。できれば、手本となる実在の人やものが目標としてあるといいですね。

次に重要だと思うのは、自分が日々実践しているトレーニングの状況を客観的に評価して次に活かせる仕組みがあることです。間違ったやり方を続けていても一生できるようにはなりません。いや逆に悪化していくでしょう。いま自分は何をどう間違えたのか、どこがどう悪いのか、どうすれば克服できるのか、といったことを常に意識しながら改良していく。
そういう意味では「愚直」という言い方は正しくないかもしれませんね。「賢直」とでも言うべきか?

それから望ましいのは、やはりプロの目で見てもらって指導を受けることだと思います。そもそも評価する能力が自分になければどこがどう悪いのかもわかりませんからね…。先達はあらまほしき、ということです。

以上のようなことをふまえて、地道な努力を続けるべし。結論としては昨日の話につながります。

そういえばミケランジェロとダ・ヴィンチの素描展を見たのですが、この2大巨匠ですら大量の素描を残しています。圧倒されました。天才でも日々の努力を重ねるのです。いわんや素人においてをや。

<今日の本歌>
芥川龍之介「或阿呆の一生」

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