第98回 歩掛と不確実性コーン
書いて書いて書いて書いて書いて書いて書いて書いて書いて回って回って回って回る。こんにちは、大島雅己です。
何かを作るために計画を立てる時、どれぐらいの期間とお金がかかるのかを見立てなければいけませんね。IT開発の場合も同じです。
期間について言えば、誰がどういう作業をするのかを想定し、その期間を見積もる。何らかの物品等を購入したりする必要があればそれに要する期間も考慮する必要があります。これをうまく見極めることができるとスケジュールができあがり、仕事の全体像がほぼ見えたことになるでしょう。
次にお金については、まずどういう人が何人動くのか、つまり人件費の算出が必要です。その他、購入物品、それにまつわる保守や利用料金等の付随コストも忘れてはなりません。実際の支払いがいつのタイミングで発生するかも意識しておいた方がよいでしょう。
他にも当然いろいろと考えなければならないことはありますが、まずここまできちんと計画できれば仕事は半分終わったようなものと考えてよいと思います。書いてしまうと単純なようですが、こういったことはある程度経験がないとなかなかうまくできないものです。人が何十人も動く大規模システム等になれば尚更です。数多くの事例をこなしてだんだん身についていくでしょう。
ピアノを練習して曲をマスターしようという時、闇雲に弾きまくるのではなく、日々の練習内容と範囲と時間を決め、どれぐらいで全体が弾けるようになるか想定してからスケジュールに従って進めた方が上達が早いと思います(あるいは逆に目標とする完了日を決めてから日々に必要な練習メニューを決める場合もあります)。
こちらは、わかっちゃいるけどなかなかそうできないというのが現実ですが…。
<今日の本歌>
円広志「夢想花」