第46回 鼻血待ったと激しい恋
螺旋。螺旋。螺旋。螺旋。…ふう、これでらせんを完全に把握しました。こんにちは大島雅己です。
ITにまつわる課題の一つが、カネの問題ですね。
まずは、今使っているIT、これから取り入れようとしているITについて、何にどれぐらいのコストがかかっているのか、これを正しく把握しなければいけませんね。
ソフトウェアの利用料が月々ウン万円引き落とされている。ライセンス料が自動で年次更新されている。サポート保守費用というのが時々請求されている。コンピュータのために電気代がこれぐらい加算されている。オペレータのアルバイト学生さんの人件費。時々お願いしているコンサルの業務委託費。などなどなど。
正確な状況を把握できたら、次にそれが本当に妥当なものなのかどうかが気になるでしょう。ここは難しいかもしれませんね。妥当な人員体制、妥当な料金設定。妥当なシステムスペック…。妥当かどうかを判断するためにプロに依頼して、またカネがかかったりして。
今の状態が最適ではないということがわかったとしても、じゃあすぐに是正できるかというと、そうもいかないものです。
要員体制を見直したほうがいいのは納得できるが、いま変えると業務が止まってしまう。ソフトが高すぎるとわかっていても、別のソフトに変更するには多大な改修コストがかかるしサービスも止めなくてはならない。システムが老朽化しているのは百も承知だが、簡単に作り直せるわけがない…。
こうなると、やはり「最初が肝心」ということになってしまいますね。ITに関しては、思いつきであれこれ動かしてしまうと、あとから軌道修正が大変になってしまうのです。だから設計が大事なのですね。
ところで週末は菊地成孔先生の作曲講座に続いて、島崎佐智代先生のクラシックピアノ個人レッスン、そして中島朱葉先生のジャズサックス個人レッスン、という音楽三昧の2日間でした。ピアノもサックスも昔から嗜んできたものですが、最初についてしまった変な癖(?)を是正するのに大変な苦労をしています。
<今日の本歌>
森田芳光「家族ゲーム」