第970回 熱力学ポテンシャルとアーク溶接

この江戸の屋根の下に暮らしてゐれば、山と山とは出合はねえだらうけど、ITとITとは出会ふと、何処かであつしは聞いた。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

構造体の面白さの一つは、他の構造体と関係性を持つことです。それによつて変化したり拡大したり分裂したり凝縮したり縮小したり浸食したり昇華したり憑依したり蒸発したり融解したり起伏したり沈下したり簡易化したり複雑化したり充実したり成長したりするわけです。

モノとモノ、人と人、モノと人、あらゆるものが出会つてぶつかつて触れ合つて重なつて組み合つて絡まつて溶け合つて干渉して縫ひ合つて行き交つてまとまつて、新たな段階に移行することになる。

世の中の現象はすべて、このやうな構造体の変化であると見ることができ、これを突き詰めてゆけば現象のモデル化、概念化、パターン化、抽象化、図表化、模型化、単純化、劇画化が可能となり、世界を捉えるための一つの有効な手法とすることができるはずです。

IT現場はまさに構造の世界であり、そこに気づいてモノも人も構造として捉へられれば一段も二段も上位に立つた俯瞰ができるやうになるに違ひありません。

(A面へ)

<今日の本歌>
古典落語『紺屋高尾』

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