第748回 未必の故意とプラクシス

僕の知ってるブログどこにもないけど捨ててく気持ちもない。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

楽器の練習でも落語の稽古でも絵の修行でも、上達するための王道といふものはないとは言へども、確実に成長する方法はあると思ひます。それは、実践を重ねてゆくことです。

知識を詰め込んだり頭の中でシミュレーションを繰り返してゐるだけではダメで、とにかく手を使ふ、体を動かす、人前で演ずる、そうやつて実際に行動して、それを先達にみてもらい指導を受ける。これに勝るやり方はないと思ふのです。

ヘタだからとか準備不足だからなどと理由をつけて人前で実践することを嫌がり「もう少しうまくなつてから」などと尻込みする人がゐますが、かういふ人はいつまでも上手くならない典型的な例だと思ひます。また、理論書や教本に精通してゐて口だけは達者だけれど一向に実践しやうとしない人、これもダメです。

IT現場でも、どこかで聞いたふうな総論やバズワードを得意気に語るだけの人には要注意かもしれません。それより、自分で試しに手を動かせる人の方が格段に信用できます。

(A面へ)

<今日の本歌>
誰がカバやねんロックンロールショー『僕の知ってる大阪』

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