第620回 ダイダクティシズムと未来主義創立宣言

ブログ・ガール やさしい言葉で ブログ・ガール したためて 街のセンベロ探しながら 手に入れたい君なのさ。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

世の中いたるところ教訓に満ちあふれていると思うのですが、それを探そう探そうと身構えて日々を送るというのも変な話で、たいていの場合そういうものはあとになってから「ああ、あれはこういうことだったのか」と気づくものです。

落語なんかは実際とてつもない教訓の塊なのですが、最初から何かを教わろうとか学ぼうと思って落語を聴く人はまずいませんし、そんな落語の聴き方は邪道ですし、演る方だって観客に何かを教え諭そうなどという心づもりはないはずです。アハハ与太郎はバカだなあと笑いながら自然と世の中の道理や人間の条理をかみしめている、という感じだと思います。

たとえば『目黒のさんま』であれば、サゲを笑いながら、組織と階級、世間と常識などについてざっと考えることになりますし、庶民の日常食こそがグルメに勝つものだと意を新たにするわけです。

IT現場でプロジェクトをやっていると日々さまざまな教訓があります。いざ実践の日々になれば、やる前に決めた計画も予定もルールも次々に壊れていくこともあるでしょう。とすればアプローチを変えてみるのも手です。予定は変わるもの、計画は崩れるもの、ルールは破綻するものだというのを前提としてみては。

<今日の本歌>
南佳孝『憧れのラジオ・ガール』

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