第401回 PL法と素晴らしきヒコーキ野郎

部録國之大事、死生の地、存亡の道、不可不察也、故經之以五事、校之以計、而索其情、一曰音楽、二曰落語、三曰文芸、四曰酒、五曰猫。こんにちは、大島雅己です。

工業製品を買うと、だいたい取扱説明書というものがついてきますね。トリセツですね。電化製品でも組立家具でも文房具でも車でも。

最近ではデジタル化されていることが多く、分厚い冊子は減っているようですが、それでも何かを買うたびに何らかの説明書や資料や保証書などが付属していて、その保管には苦労してきました。

いざとなったらネットで調べることもできるのかもしれませんが、かといって捨てることもできず、バインダー等にファイリングしているのですが、それもかなりのボリュームになっているので、必要な時に該当の説明書を探しだすのも相当に大変です。何かいい整理法がないものか。

IT現場でも、情報システムやプログラムの仕様書や設計書は必需だと思っていますが、問題は数が多くなった時にすぐに取り出せること、そしてもう一つ、常に最新の情報に更新され続けていることなのですが、はたしてどれぐらいのシステムがこれを忠実に守っているでしょうか。

芸術作品にも説明書や設計書はあります。楽譜だってそうだし、古美術の落款とか絵の副題も説明書のようなものです。文芸作品にも鑑賞方法を指定しているものがしますよね。トリセツは作者から利用者へのメッセージです。

<今日の本歌>
金谷治訳注『孫子』

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