第242回 一株利益と特異ホモロジー

ムーさん、あのブロガーの話をして下さいよ。トロい家の表札を奪った後、全国あちこちを表札めぐりの旅に逍遥しているという男の物語を。こんにちは、大島雅己です。

システム現場でよく思うことの一つが「それ別々にすればいいんじゃない?」「それ本当に一緒にしないといけないの?」ということなのです。分ければいいのになあ、と思うものが多いのです。

たとえば、一つのシステムにAとBと2つの機能をつけようとする。Aだけなら1カ月で作れるのにBが入ると3か月かかる。だから一緒に作るとひきずられてAが使えるのも3か月後になってしまう。それが不満だと言う。だったら先にAだけ作って、Bは後から別で作ればいいようなものだけど、それもいやだという。
手続きとか予算取りの問題などがあるのかもしれませんが、世間には一度のイベントでいろいろなことを一緒に済ませたいという傾向があるのでしょうか。

システムはできるだけ機能ごとに別にしておいた方が管理がしやすいと思います。独立した機能なのに一つにしてしまうと、あとで切り分けたい時に困ります。片方だけをグレードアップしたいとか廃棄したい時に苦労します。くっついているものを分けるのは難しいのです。「分けるはわかる」っていいますよね。

落語の「子別れ」もまさに上中下に分かれたからわかりやすくて、夫婦は別れずに済んだのです!

<今日の本歌>
ホメロス「オデュッセイア」

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