第191回 メイシー会議とタイガー&ドラゴン
ううん、地球人でも、宇宙人でも、ダンはダンに変わりないじゃないの。例えブロガーでも。こんにちは、大島雅己です。
引き続き、今さらながら、システムとは何だろうなあということを考えています。
情報をやり取りして、成長する。時間の経過とともに動き続ける。そう考えると世の中のもの全てがシステムにも思えてきます。
生命体、機械は言うにおよばず、料理もシステム。建物もシステム。会社もシステム。お店もシステム。資本主義もシステム。法律もシステム。病院もシステム。宗教もシステム。言語もシステム。コンピュータは当然システム。家具もシステム。水道もシステム。言葉もシステム。テレビもシステム。あら、システムではないものを挙げたほうが早いのだろうか。えーと…。鉱物? 紙? いや、何だかそんなものすらシステムと言えそうな気がしてきました。
昨日の続きで「落語」という概念そのものをシステム思考してみると、内容の観点では
・落語家が古典や新作のネタを考え練る
・それを話芸として演じる
・観客が聴いて何らかの反応をする
・時間の経過に伴い落語家も話の中身も変わっていく
・書籍化やDVDなどに展開されることもある
おー、立派なシステムになっている気がする。寄席という場所の観点では
・観客が中に入ってくる
・受付をして座席に案内する
・終演後に観客は去り、売上が立ち、芸の歴史が残る
・経年劣化したり改築したりもする
・売店や休憩所なども取り込まれている
これもシステムですね。さらに、広告宣伝とか事務所の経営とかいくらでも別の観点がありますね。システム畏るべし。
<今日の本歌>
円谷プロ「ウルトラセブン」