第184回　ウッドストックと四無量心

このブログはすべて遠野の人大島雅己君より聞きたり。願はくは之を語りて平地人を戦慄せしめよ。此書の如きは陳勝呉広のみ。こんにちは、大島雅己です。

いったい人生において一番必要なものは何でしょうか。ビジネスにおいて最も大事なものは何でしょうか。充実した日々を送るために最優先で勝ち取るべきものは何でしょうか。

愛、命、健康、家族、自由、平和、平穏、平等、安全、安心、夢、希望、やすらぎ、休息、充実感、活気、意欲、ときめき、友情、誠意、感謝、余裕、笑い、人によっていろいろだと思いますが、少なくとも「金銭」「地位」「名誉」「技能」「学識」「商才」…こういったものではなさそうです（もちろんこれらを挙げる人もいるでしょうが）。

であれば、我々は「本当に大事なもの」「本当に必要なもの」を手に入れるべく日々がんばるのが望ましい生き方ということでしょうか。あとに挙げた金銭やら技能やらは、本当に必要なものを手に入れるのための手助けや支えとなるものであって、それ自体が目的になってしまってはおかしなことになりそうです。

仕事は、収入を得る手段であるのと同時に、愛を感じ平穏を手に入れ、生きがいや充実感やときめきを得るものであることが本当の理想ですね。その域に行けるよう努力したいものです。

すぐれた芸術作品は多くの人に感動や夢や笑いを与えますが、芸術の世界だけでなく、あらゆるビジネスがそうであってよいし、そうであるべきだと思います。

＜今日の本歌＞
柳田国男「遠野物語」

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