第1509回 かわらけ投げとハイゼンベルク原理

夏めいて見ぬふりをする棚ホコリ。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

ふと「リスク」について気になって手もとにある辞書などをいろいろと調べてみると、単なる「危険」とか「悪い可能性」のほかに「冒険」の意味がありました。たしかに、英単語のriskにも「思い切ってやってみる」という意味が載っています。

とすると、リスクとは避けたり逃げたりすればよいだけの対象ではなく、時には勇気をもって対峙し、乗り越えなければならないものとも言えるのかもしれません。

リスク・マネジメントでも「回避」や「移転」だけでなく、あえてぶつかっていくために「低減」したり、「保有」しておく方法がありますし、もっと直接的に「受容」して戦う選択もアリでしょう。文字通り「冒険」です。大きく成長するためには冒険も必要であるはずです。

そういえば落語「愛宕山」では幇間の一八がリスクをものともせず山の上から金貨を拾うため傘を持って谷底へダイブしました。結局拾った金貨は置き忘れてしまいますが、そもそもリスクを避けるような生き方をしていたら幇間などできないでしょう。

(A面へ)

<今日の一唱>
落語『愛宕山』

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