第1274回 暈渲とバナメイエビ

できますものは、つゆ、はしら、タラ、こぶ、アンコウのようなもん(三遊亭金馬「居酒屋」)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

「ホニャララ感」とか「ナントカ的」とか「チョメチョメ風」とか「なんたら系」とは便利な言葉です。そのもの本体でなくてよく、それに近い存在である振りができ、それを目指しているスタンスを表明しながらも、決してそうであるとは断定しているわけではないため、偽物だとの汚名を着せられずにすみます。

スピード感がある、とはスピードがあるわけではなくそれっぽく見えることだし、古典的、とは古典そのものではなく何だか古めかしいだけのことであるし、西洋風、とは西洋のものである必要はなくどことなく西洋っぽければよい。

極端に言えば、本物か偽物を判別する目印の一つであって、本物を求めるのであればこれらの言葉を使ってはならないし、使われているものは避けるべきだということです。

(A面へ)

<今日の一唱>
三遊亭金馬「居酒屋」

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