第1171回 赤外分光法とクロマトグラフィー

象より大きな動物は大きな象だ(落語『やかん』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

量と質のどちらが大事なのか。これは二者択一の問題ではなく、使い分け方、あるいはバランスのとり方の話だと理解しています。質に目をつぶって量稽古を重ねるべき時期もあるし、ヘタな鉄砲を撃たずに確実な方法を取らねば意味がないこともあります。

さらに言えば、質より量と言っても数の多寡ではなく定量的な分析のことを指すケースもあるし、逆に「量より質」は結果が良好なら成功ということではなくプロセスを含めて定性面を重視すべきだと解釈すべきなのです。

もっと深掘ると、「定性的」とは「きちっとやる」「しっかりやる」などの曖昧な言葉で済ますものではないし、「定量的」とは「業界シェア80%」「朝一番で実行する」などの計測しにくいものではダメでしょう。どちらも、誰が見ても客観的な指標で等しく判断できることが重要なはずです。

(A面へ)

<今日の一唱>
落語『やかん』

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