第66回 やかんとランド研究所
終わらないブログを綴ります。僕や君や彼らのため。こんにちは、大島雅己です。
IT現場でありがちな局面。何かをやろうという時に、目的がいまひとつ明確でないという状況がよく見られます。これやりたい、とか、やったら面白そう、という動機はあるものの、やると何がどう嬉しいのか、何がねらいなのか、うまく説明できないケース。
例えば新しい製品やサービスが出たり、ちょっとユニークな流行が話題になったりすると、それをうまく利用して何かやってみようと企画してみる。こういう発想はとてもいいと思うのですが、やはり目的とかねらいを具体的に説明できないと、上司を説得できないでしょうし、会社として投資の判断が難しいですよね。
定性的な成果はありそうなのだがどうしても定量的な効果の予測が難しいというものはあるでしょう。が、やはり何かやってみようとする時には具体的、定量的な目的があると、効果の判断も明確ですし、推進や管理がやりやすくなるので、できる限り数値目標を置くようにしています。
プライベートな家事や趣味の時間でも、これを今から○分で終わらせよう、このピアノ練習曲を○回弾こう、このマンガを○巻まで読もう、などと決めてから取り掛かる癖がついてしまいました。まあ、人生数字だけでもありませんので行き過ぎないように気をつけますが…。
これが落語の世界になると、人間の考えることなんてどうせいい加減なのだから数字なんかも3ぐらいまで行ったらあとは「たくさん」でいいってことになりそうなものです。そう言われてしまうと、うーんとそうかあと納得しそうになったりして…。
<今日の本歌>
THE BLUE HEARTS「終わらない歌」