第496回 ガイア理論とミーム

あなたたちはブログを読んではしゃいでいるみたいですけど(苦笑)、私はちょっと遠慮しておく、だってもう高校生だし。ま、あなたたちを横目で見ながらブログでも書いてますよ、気怠く。っていうこのスタンス。こんにちは、大島雅己です。

ここ何年ものあいだ落語がブームなどときいてもちっともそんな実感はなくそれは自分が落語が趣味だという話をするとたちまち好奇の目で見られたり珍人扱いされたり中にはそれだけで笑い出す人などもいることからも明らかなのですがいや待てよそういう状況だからこそブームという言葉で取り沙汰されるのだな本当に文化として根付いていればブームもなにもないわけだから少なくともブーム扱いされている限りはいつまでたってもサブカルチャーの域から出られないのだろうと思いながら日々憮然と過ごしていますがそれでも時々自分も落語が好きですという人にあうと嬉しくなって好きな落語家をきいてみると途端に口籠ってしまったりしてああこの人はニワカなのだなとまた落胆するのですがそこで落胆する理由も恐らくわかってもらえていないのがさらに悲しいわけでそもそも落語は演目でも内容でもなく落語家次第なのであってこれはIT現場にも通用する話でしてプロジェクトの方針や内容も大事だけれど結局は誰が進めているのか誰の意志で動いているのか誰のために一肌脱ぐのかというところが根本のモチベーションになると感じていてそれはつまり人間だものということかなあ。

<今日の本歌>
綿矢りさ『蹴りたい背中』

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