2021-10-21 / 最終更新日時 : 2021-10-21 wpmaster コミュニケーション 第1661回 キネシクスと動機錯誤 濁り酒いつになく濃く染みてゐる。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 言葉は意思伝達の根幹であり基盤であり精髄であると言えましょう。言葉がなければ情報は伝わらず意思は疎通できません。言葉がその人の意思を伝え、受け […]
2021-10-20 / 最終更新日時 : 2021-10-20 wpmaster 構造 第1660回 フィリアと概念地図 紅白のワイン並べる月見なり。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 『星の王子さま』は読むほどに味わいの湧く含蓄深いお話ですが、特にキツネ君の話をよく思い出します。自分が特別な思いをかけて慈しんだものは自分にとって […]
2021-10-19 / 最終更新日時 : 2021-10-19 wpmaster 構造 第1659回 八紘一宇と停滞フィールド 焼酎をバカラで舐める寒露の夜。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 源氏物語にある「すぐれてときめき給ふありけり」の「ときめき」は、天皇の寵愛を受けて栄える意味とのことですが、つまり「時の人にあやかる」ということ […]
2021-10-18 / 最終更新日時 : 2021-10-18 wpmaster 構造 第1658回 賊盗律とドロステ効果 秋酒の四合瓶手に透かし見る。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 祝いと呪いがもともと同じものだというのは言わずもがな、そもそも漢字の成り立ちからして、呪が祝から分化したものだそうで、このツクリの部分の兄は人をか […]
2021-10-17 / 最終更新日時 : 2021-10-17 wpmaster 構造 第1657回 気韻生動とスチュワードシップ 赤の奥透かして見るや秋ワイン。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 松岡正剛氏『花鳥風月の科学』はゾクゾクするような訓話の宝庫ですが、その中の一つに経営の話があります。経営とは会社をやりくりすることではなく、「山 […]
2021-10-16 / 最終更新日時 : 2021-10-16 wpmaster 問題解決 第1656回 認知閾とカルペ・ディエム 秋酒の味はひかたを悩みをり。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 時の流れに身をまかせ、と言います。すべては時が解決してくれる、などと言います。これは正確に言えば解決されるわけではなく、状況が風化して人々の記憶も […]
2021-10-15 / 最終更新日時 : 2021-10-15 wpmaster 構造 第1655回 マガリ四目とトランジット法 赤ワイントートバッグの紐重く。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 部屋の掃除をしていてつくづく感じるのは、「汚れは部屋の隅に集る」ことです。塵芥もゴミも糸くずも常に流動していて、動線に沿って四方へ散らばり、隅に […]
2021-10-14 / 最終更新日時 : 2023-12-03 wpmaster コミュニケーション 第1654回 ヒコホホデミと五社協定 にごり酒すかし見るほどおりがらみ。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 「俳」という字は、そのまま読むと「人に非ず」と、穏やかならぬ体をなしていますが、あらためてその字源を調べてみると、「非」は飛んでいる鳥の羽根 […]
2021-10-13 / 最終更新日時 : 2021-10-13 wpmaster 構造 第1653回 鬘物とスーパーエゴ 秋の夜十四代のありどころ。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 RCサクセションの名曲『三番目に大事なもの』では、一番大事なものは「自分」だと明言しています。二番目は「勉強」で、三番目が「恋人」なのです。ただしそ […]
2021-10-12 / 最終更新日時 : 2021-10-12 wpmaster 構造 第1652回 ブブ木と丸に〆 とくり酒品川猫にささげばや。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 芥川龍之介の句「餅花や今戸の猫にささげばや」で「餅花」というものの存在を知りましたが、そんな品種の花があるわけがなく、「餅を小さく丸め彩色して柳の […]