2020-11-29 / 最終更新日時 : 2020-11-29 wpmaster 言葉 第1334回 説文解字とニルデーシャ 吾を待つと君が濡れけむあしひきの山の雫にならましものを(石川郎女)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 吾のことを語る。己のことを記す。舌を使って話す。炎のように談る。十進法で計る。化けるように訛る。羊には詳し […]
2020-11-26 / 最終更新日時 : 2020-11-26 wpmaster コミュニケーション 第1331回 シンボリック相互作用論と有りんす詞 この世はすべて舞台であり、人は誰もが役者にすぎない(シェイクスピア『お気に召すまま』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 なにも芝居の話ではなく、結局のところ人は意識しようとしまいとどこかで何かの役目や役割を […]
2020-11-24 / 最終更新日時 : 2020-11-24 wpmaster 言葉 第1329回 アナクレオンと陸奥国出金 君が代は千ひろの底のさざれ石のうの居る磯と現はるるまで(源頼政『君が代』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 人類は何を歌にしてきたのか、という命題を研究し続けています。たとえば国歌に使われがちな言葉は下記の […]
2020-11-22 / 最終更新日時 : 2020-11-22 wpmaster 構造 第1327回 ルーロー三角形とハヌッキーヤー ナイ夕ーが点るよ鉄の燭台に(山口誓子)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 「灯台下暗し」とは子供の頃からあちこちで見たり聞いたりしてきた言葉ですが、いまだに正しい発音をわかっておりません。正しい発音が存在する […]
2020-11-21 / 最終更新日時 : 2020-11-21 wpmaster 構造 第1326回 無反動砲とダブルルッツ 反逆することによってその社会を作る一員になっているんだよ(筒井康隆『虚航船団』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 作用があれば反作用があるようでございます。力が何かに働いている時、その力が単一で機能するので […]
2020-11-20 / 最終更新日時 : 2020-11-20 wpmaster 構造 第1325回 ブレーベと詰め組み あらぬものは、あるものにすこしも劣らずある(デモクリトス『原子論』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 いつも言っているように、音楽記号の「休符」は「演奏を休む」ことではなく、「音を出さないという演奏をする」 […]
2020-11-14 / 最終更新日時 : 2020-11-14 wpmaster 言葉 第1319回 コピュラと弖爾乎波 「が」は強く指し示し、「は」はおだやかに提示する(井上ひさし『私家版 日本語文法』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 リクエストを聞かれた時の答え方。料理、プレゼント、音楽、なんでもよいのですが、好みや希望 […]
2020-11-13 / 最終更新日時 : 2020-11-13 wpmaster コミュニケーション 第1318回 シニフィアンと誘発特性 松茸のすごすごとたてるけしき、言葉の外に意味ふかし(俳諧・常盤屋の句合)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 意味という言葉の意味を調べれば意味が意味する意味がわからず。そんな戯れ歌はさておき、物事には基本的に […]
2020-11-11 / 最終更新日時 : 2020-11-11 wpmaster コミュニケーション 第1316回 アイアンブと空間充填曲線 千年をまた一つより始めけり(長谷川櫂)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 最初に俳句を考えたのが誰なのか知らないのですが、よくぞ思いついたものです。言葉を一定のリズムに乗せることで韻律を生み出すだけでなく、た […]
2020-11-10 / 最終更新日時 : 2020-11-10 wpmaster プロジェクト管理 第1315回 センサス・コミュニスと権力格差 以前は、空気を呼吸することなんて、当然至極のように考えていたのだ(眉村卓『不定期エスパー』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 「当たり前」という言葉にはいくつものリスクが潜んでいて、その1つは、当たり前だと […]