第1331回 シンボリック相互作用論と有りんす詞
この世はすべて舞台であり、人は誰もが役者にすぎない(シェイクスピア『お気に召すまま』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。
なにも芝居の話ではなく、結局のところ人は意識しようとしまいとどこかで何かの役目や役割を持っているものであり、つまり役者なのです。
自分の役を意識してそれを全うしようとする人もいれば、それを否定したり拒絶したり反抗する人もいれば、常に違う役を探してさまよっている人もいれば、果たすべき役に気づかない人もいるでしょう。
他人についても、その役割に気づき理解し尊重するのか、わかった上で不当に扱うのか、役割がわからないまま接するのか、役を勘違いして関わるか、役をどう意識するかで関係性は大きく変わります。
役は役でも、役職だの役得だの役人風だのに拘っていては世界は停滞するだけでしょう。
<今日の一唱>
シェイクスピア『お気に召すまま』