第2485回 音楽と社会(1)

こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。酔うまいぞ酔うまいぞ。源氏物語などの古典を読んでいると、古代の日本社会でも音楽の位置づけはきわめて重要なものだと感じます。詩歌の応報なども含めて、歌や演奏は人の品性を表すものであり、高尚な趣味でもありコミュニケーションの手段でもあったのでしょう。それは人間の本質に根差すものなのだと思われます。言葉と音こそが人間を作るものであり、つまりは社会を作るものなのです。だから私は音楽を聴くのであり、文学を愛でるのであり、芸能を追究するのです。それらの行為は人間を追究することに他なりません。続きはまたどこかで。

(A面へ)

<今日の一推>
角田光代訳『源氏物語』

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