第106回 年金とペプチド鎖

えっさか ほいさ 猫にバイオリン 牝牛がブログ書き出した。読者はそれみて大笑い。こんにちは、大島雅己です。

ITの世界では階層という考え方がよく出てきます。これが初めのうちは慣れなくて苦労します。
最初に挫折したのはネットワークで出てくる「通信のプロトコル階層」というやつでした。そもそも「プロトコル」という概念がわかりません。調べると「規約」「規定」「決まり事」「約束事」「手順」などという言葉で説明されているだけで、具体的には何のことを言っているのかが謎です。

今考えると、そう表現するしかないのも納得で、なかなかわかりやすい言葉に置き換えるのが難しい。
厳密には7つの階層があって私もそう習ったのですが、インターネットでは4階層の考え方があるようで、それを再表現してみます。
例えばスマホで友達とやりとりをするためのプロトコル階層はどうなるか。

階層1:スマホがあり、回線につながる状態であること
階層2:相手の情報を知っていること
階層3:サーバが正常に動いていること
階層4:同じアプリを使っていること

こういう約束事、手順がプロトコルであり、4段階の階層があるということです。やりとりができない場合はどこかの階層に不具合があるはず。スマホが壊れているか、相手のアドレスが間違っているか、サーバがダウンしているか、アプリに不具合があるか。
それぞれの階層で必要な技術や知識が違い、管理している人も違います。IT担当はこれら全体を理解し適切な管理ができることが理想です。

音楽を生で聴くという行為を一つの通信とみなすと、やはりプロトコル階層ができるはず。
階層1:耳が正常であること
階層2:演奏者を認識していること
階層3:音が聞こえる状況であること
階層4:聴き取り可能な音が演奏されていること
誰かと何かのやり取りがうまく行かない場合、このようにプロトコル階層で考えると何かの役に立つかもしれません?

<今日の本歌>
谷川俊太郎・訳「マザー・グース」

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