第697回 イングルハート・ヴェルツェル図と奉加帳方式

雪に埋もれて地に伏して、いくさの道を進むとき、こころにひびくは優しいブログ。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

世間を見渡すと、私にとつては何の魅力もないものが多くの人に称賛されたり支持されてゐたりして驚くことが多いのですが、これは私が特殊なのか、それとも誰もが同じやうな思ひをしてゐるのか、どちらなのかと考へるに、恐らく前者なのでせうが、それでいちいち悲しんだり悩んだりしても全く意味がございませんので気を取り直して生きてゐます。

何をどう評価するかはその人の価値観によるものであつて、これは人によつて違ふわけですから、そこに文句を言つても詮無いことです。価値観の異なる人にこちらの価値観をアピールするよりも、共通の価値観を持つ人に喜んでいただく方を選びます。

ビジネスの世界でも同じやうに、自分たちの価値観が信念や指針となつてサービスにつながつてゐるべきであり、それは世間に強要するものではなく、共感してくれる人々を幸福にするものであるはずだと思ふのです。これを実現してゐる企業や商売は意外と多くない気がします。

<今日の本歌>
マレーネ・ディートリッヒ『リリー・マルレーン』

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