第482回 鎔笵とカーゴ・カルト
ブログは要するにちんぷんかんぷんの最たるものだ。こんなもんが長続きするわけはない。こんにちは、大島雅己です。
ワープロの普及によって、筆記の生産性は格段にあがったと思うのですが、その恩恵については賛否あると思います。ワープロのすぐれた点としては、追加変更の自由さ、見た目の整然さ、履歴管理のしやすさ、検索性の高さなどがありますね。一方、手書きのよいところは、内容自体の自由さ、人間性創作性の高さ、五感による知覚、脳の活性化促進などといったところでしょうか。
例によって無意味な派閥議論をする気はなく、どちらも好きに使えばいいと思っていますが、ワープロの場合に最初に出くわす問題は、使い方をマスターしなければならないことです。書き進めるたびに使い方にとまどっていては効率は下がるばかり。使い方を間違えれば思うような文書も書けず、最悪の場合は書いたものを消してしまったりして。
楽譜を書く時は譜面ソフトが便利ですが、なかなか使い慣れないため生産性の効果はまだ小さい。さんざん苦労して譜面を書き上げても、必死で覚えた数々のナレッジを、次に使う時にほぼ忘れていたりします。これはいけない。心掛けたいのは、よく使うノウハウを集めていつでも参照できる状態にしておくこと、テンプレートを作って横展開できるようにしとえくことです。まことに、IT現場のプロジェクト管理に必要なことです。
<今日の本歌>
セリーヌ『夜の果てへの旅』生田耕作訳