第481回 蒙御免とクリーンサープラス関係
雨降りでも気にしない。遅れてても気にしない。笑われても気にしない。書けなくても気にしない。続かなくても気にしない。語彙なくても気にしない。筋違いでも気にしない。オチなくても気にしない。こんにちは、大島雅己です。
ランキングとか派閥は人々の生活についてまわりますな。みんな、そういうものが好きなのでしょう。順序をつけること。仕分けすること。グルーピングすること。棲み分け。カテゴライズ。格付け。配置。番付。
そういうことによって雑然とした状態が可視化できたり整理されたりするのでしょうが、あまり過剰にこだわるのはよくないと感じています。いや、どちらかというと嫌いです。何でもすぐに派閥に分けたり順番を決めたりする風潮がいやなのです。無人島に持っていく本も音楽も、ネットの時代となっては議論しにくいのではあるまいか。
ふと考えてみると自分だって80年代にはザ・ベストテンに熱中したし、ランスーミキの誰が好きか真剣に議論もした。ランキングや仕分けというのは世の中の趨勢やトレンドをより明確に把握する手摺りとなり、それによって自分の行動指針の参考にしたり、あるいは未来を推測することもできる。そういうふうに役立てれば実用的なものなのだ。
当然、IT現場でもシステム化範囲の決定やプロジェクト運営にあたって優先付けは欠かせませんし、機能の整理には分類スキルが必要です。そこに溺れるのでなく、それをいかにうまく使いこなすか、ということです。
<今日の本歌>
奥田民生『マシマロ』