第444回 犬釘とチートコード

なんでそこまでして勉強しなきゃいけないんですか? 自由に楽しくブログを書いて、なにが悪いんですか!? こんにちは、大島雅己です。

ワークライフバランスやダイバーシティなどということについて考えるとき、いつも最後には「そもそも仕事と遊びを分けるべきなのだろうか?」という命題に悩んでしまいます。

<仕事=つらいもの>、<遊び=楽しいもの>、という図式を一度捨て去ってもいいのではないか。仕事だと思うからつらいのであって、仕事を遊びだと思ったらどうなのか。だいたい仕事の何がつらいのか。仕事と遊びは何が違うのか。いっそのこと分けずにおけばつらさを感じることもないのではないか。そんなことをぐるぐる考えており、明確な結論は出ておりません。

しかしすべての仕事は遊びに通じ、すべての遊びは仕事に通じ、両者はシームレスにつながっているのではないか。ハレとケをきちんと区別してメリハリのある生活を送ることが正しいのかもしれませんが、杓子定規に分断するのでなく、両者が歩み寄る部分があってもいいと思うのです。

ピアノの鍵盤やペダルは車のハンドルのように遊びがあります。もしこれがなかったらピアノの演奏はとても窮屈でやりにくいものになるでしょう。

IT現場の場合、遊びの入る余地などなさそうですが、いや、そんなことはありません。システムだから全てを厳格にしなければいけないという考え方はご無用です。決まった仕様を一分の隙もなく実装してそれ以外のことは一切受けつけない、そんなシステムはすぐに使い物にならなくなるでしょう。設計にブレ幅を持たせたり曖昧なオペレーションを前提にしたり臨機応変な反応を返したり、そういう遊びどころも必要なのです。仕事こそ楽しく、遊びこそ真剣に、という精神で行きたいものです。

<今日の本歌>
二ノ宮知子『のだめカンタービレ』

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