第443回 マニエリスムと涅槃寂静

何かが変わる、そんな時代が好きなら、このブログを少し昔に戻せば、鹿鳴館では夜ごとのワルツのテンポで今夜もポンパドールが花咲きシルクハットが揺れるわアハハン。こんにちは、大島雅己です。

相変わらずの天邪鬼で、世間で流行っているものにはくるりと背を向け、人がいなくなった頃にそっと覗きに行くという性格です。『木更津キャッツアイ』以来の宮藤官九郎ファンなのに、大ヒットした『あまちゃん』は一切見ませんでした。つい先日突然思い立ってDVDを買い、ひと通り見終わって、あまりの面白さに日がな一人でじぇじぇじぇじぇじぇじぇと言い続けて、周囲に呆れられています。実にさまざまなキーワードが込められた作品ですが、バールのようなものだの、JBのマントショーだの、マニアックな小ネタ攻撃が特にたまらないですね。それが結局幅広い層に支持されて国民的ヒットになったのかと思うと、まさしく神は細部に宿るということなのかと感じ入りました(もちろん全体的な筋立ても素晴らしいのですが)。ビジネスでも、細かい部分に徹底的に魂を込める人を尊敬します。そんなところ誰も見ないだろう、というようなことにも全く気を抜かない姿勢を持ちたいものです。IT現場でもそうです。人によって視点の持ち方を揃えないと話が噛み合いません。一か月後の姿を描いている人と、十年後の未来を想定している人。画面上のロゴの文字を気にしている人と、検索画面の反応の遅さを心配している人。三か年の減価償却コストを気にしている人と、今年の初期費用を心配している人。皆それぞれ自分の担当分野については細部にこだわるでしょう。リーダーは、誰がどういう観点を気にするのか、ということを気にしなければいけないですね。

<今日の本歌>
サディスティック・ミカ・バンド『タイムマシンにお願い』

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