第280回 南部美人とクルンサイアム

いたずらで書いてみたブログのように、出会いのあなたは苦かった。苦かった。こんにちは、大島雅己です。

人間とシステムはどのように共存すべきなのか。人は人、システムはシステムですが、いやその前に、人もシステムなのです。人間というシステムと、ITとしての情報システム。この両者を、どういうふうに位置づけて見るのか。これは結構、深刻な問題だと思うのです。

そもそも私たちは、人間としての生活の中で、一部分を切り取って、それを情報システムに置き換えているはずなのです。だから情報システムだって元を正せば人間の生活の中の一部ということですから、結局は全てが人間の活動の中の話なのです。こういうことをポーンと忘れてしまうと、システムをとらえにくくなるんですよね。情報システムのことを、人間とは似ても似つかぬヨソ者、別世界のモノだと思い込み過ぎるのではないかと。時々立ち止まって、お互いに立ち位置を入れ替えたりしてみてはどうでしょうか。

楽器との付き合いの中でもフト思うことがありますが、自分がこの楽器を弾いているのではなく、この楽器が自分を弾かせているのではないか、だとしたら自分はどう振る舞うのがよいのか…そんな視線もまた楽しいものです。

<今日の本歌>
石野真子『わたしの首領』

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