第279回 不失者とベルタランフィ
とりはだのあほき毛脛にふれも見でさびしからずやブログ書く君。こんにちは、大島雅己です。
人間もひとつのシステムなのだという見方があります。構造をもち、必要なものをインプットして、それを加工集計処理して、反応をアウトプットする、という意味で、人間もまったくシステムと同じです。これは、人をモノ扱いしているということではなく、構造という捉え方の問題であって、とても重要な見方だと思っております。
システムであるからには、このインプット→処理→アウトプットという流れがぐるぐる回っているはずなのですが、どこかにエントロピーが増大していってそれを対応することでフィードバックを起こしているのです。たとえば急病になって仕事を休んだり、気が向かなくて会社をサボったり、想定外の仕事に出会って人生が変わってしまうとか…。
システムも、人生も、そうやっていろいろな局面を乗り越えながら最終的には目標を達成するためにあるのだと思います。人生の目的、それは皆さんそれぞれ、持っているはずですよね。
ところでバンド活動におけるエントロピーは何でしょう。メンバーの仲違い、音楽性のマンネリ化、ファンの減少。あるいは音楽性があまりに突き抜けすぎるという例もあるでしょうか。その場合はそのまま突き進めてほしいですね。
<今日の本歌>
与謝野晶子『みだれ髪』