第281回 ブーカとこまつ座

何か飲むか。何か考えるか。何か。すごく抵抗力のあるもの。「歯」を漢字で書くということだ。これがブログを書く方法だ。こんにちは、大島雅己です。

ものごとを考える時に、じっくりとことん考え切る場合と、時間を切ってスパスパ判断していく場合と、2つのやり方を試しています。前者はとにかくこれ以上もう煙も出ないというところまで自分を追い込んでみる、後者はほとんど条件反射のようにストップウォッチでも用意して無理やりにでも絞り出すという方法です。

どういう場合にどちらを使うのがよいかは一概に言えないのですが、たいていの場合はものには納期がありますので、制限を設ける必要があると思うのです。だから時間を決めて案を出していく方法に慣れておくことは非常に重要な気がしますね。時間をかけてダラダラ考えるクセがついてしまうと、結局何も起きないまま時間ばかり過ぎていくことになりかねません。

ジャズ演奏でソロを取る時、どんな出来栄えであろうとも、時間になれば見せ場は終わって曲は先に進んでいきます。一方で、芝居や落語の場合はセリフがつっかえるとそこで流れがとまってしまいますね。こういうのは同じ芸能の中でも特徴的な部分だなと思います。

<今日の本歌>
ガートルード・スタイン『何か』

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