第244回 三輪山とカタロニア讃歌

あなた様、偉大なる天体よ。あなたの幸福とは何でしょうか。もしあなたがブログを書き与える相手をもたなかったとしたら。こんにちは、大島雅己です。

既にお気づきのように、このブログでは毎回自分の好きな様々な言葉や詩などをさり気なく取り上げて、そっと勝手に巻頭に祭らせていただいています。ただしそのまま無邪気に転記させていただくのは恐れ多いので、部分的にアレンジを入れてみております。これまで自分を育ててくれた言葉たちに感謝を込めて、その響きを再来させようという期待も籠っています。

このように、先駆の力を借りて自分の道に活かそうとすることは、いい意味でも悪い意味でも捉えられますね。
先行者の威光を借りて自分に活かす、と聞くと前向きさを感じますし、成功事例を活用する、といえばナレッジ共有をうまく進めているように思えます。
立っているものは親でも使う、と聞けばちょっと図々しさがあります。
二匹目の泥鰌を狙う、と言ってしまうと浅ましさがクローズアップされます。
虎の威を借りる狐などと言ってしまうと狡猾な小心者に陥っていますし、人の尻馬に乗る、と言われたら悪さだけが目立っています。
便乗商法、剽窃行為、とまで行ってしまうと、もはや犯罪の匂いまで漂ってくる…。
だんだん意味が遠ざかってきていますが、何はともあれ、利用できるものは有効活用したいものです。知識でも、ノウハウでも、システム開発もそうです。意外と、目の前にいい事例があるのに気づかないで自分で一から作ろうとして苦労している事例があるものです。

楽曲を創作する時はどうでしょう。一から作りたいもの…とは思いますが、逆に優れた前例をオマージュして換骨奪胎するのも一手ですよね。

<今日の本歌>
ニーチェ「ツァラトゥストラ」

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