2021-10-20 / 最終更新日時 : 2021-10-20 wpmaster 構造 第1660回 フィリアと概念地図 紅白のワイン並べる月見なり。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 『星の王子さま』は読むほどに味わいの湧く含蓄深いお話ですが、特にキツネ君の話をよく思い出します。自分が特別な思いをかけて慈しんだものは自分にとって […]
2021-10-19 / 最終更新日時 : 2021-10-19 wpmaster 構造 第1659回 八紘一宇と停滞フィールド 焼酎をバカラで舐める寒露の夜。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 源氏物語にある「すぐれてときめき給ふありけり」の「ときめき」は、天皇の寵愛を受けて栄える意味とのことですが、つまり「時の人にあやかる」ということ […]
2021-10-18 / 最終更新日時 : 2021-10-18 wpmaster 構造 第1658回 賊盗律とドロステ効果 秋酒の四合瓶手に透かし見る。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 祝いと呪いがもともと同じものだというのは言わずもがな、そもそも漢字の成り立ちからして、呪が祝から分化したものだそうで、このツクリの部分の兄は人をか […]
2021-10-17 / 最終更新日時 : 2021-10-17 wpmaster 構造 第1657回 気韻生動とスチュワードシップ 赤の奥透かして見るや秋ワイン。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 松岡正剛氏『花鳥風月の科学』はゾクゾクするような訓話の宝庫ですが、その中の一つに経営の話があります。経営とは会社をやりくりすることではなく、「山 […]
2021-10-15 / 最終更新日時 : 2021-10-15 wpmaster 構造 第1655回 マガリ四目とトランジット法 赤ワイントートバッグの紐重く。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 部屋の掃除をしていてつくづく感じるのは、「汚れは部屋の隅に集る」ことです。塵芥もゴミも糸くずも常に流動していて、動線に沿って四方へ散らばり、隅に […]
2021-10-13 / 最終更新日時 : 2021-10-13 wpmaster 構造 第1653回 鬘物とスーパーエゴ 秋の夜十四代のありどころ。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 RCサクセションの名曲『三番目に大事なもの』では、一番大事なものは「自分」だと明言しています。二番目は「勉強」で、三番目が「恋人」なのです。ただしそ […]
2021-10-12 / 最終更新日時 : 2021-10-12 wpmaster 構造 第1652回 ブブ木と丸に〆 とくり酒品川猫にささげばや。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 芥川龍之介の句「餅花や今戸の猫にささげばや」で「餅花」というものの存在を知りましたが、そんな品種の花があるわけがなく、「餅を小さく丸め彩色して柳の […]
2021-10-08 / 最終更新日時 : 2021-10-08 wpmaster 構造 第1648回 パンニングと後方連絡線 電燈に透かし見てゐる四合瓶。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 さらに横尾忠則氏の話が続きますが、氏の絵を繰り返し見ていくと、最初に見た時に気づかなかったものが二度目、三度目で発覚することがよくあります。あっこ […]
2021-10-07 / 最終更新日時 : 2021-10-07 wpmaster 構造 第1647回 角金とカンナパシアス 杉玉を訊ね求める裏小路。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 昨日に引き続き横尾忠則氏の話ですが、現在開催中の『GENKYO 横尾忠則』があまりに素晴らし過ぎて、一日置いて二回目の見学に参りました。 今回考えたの […]
2021-10-05 / 最終更新日時 : 2021-10-05 wpmaster 構造 第1645回 セレンディップと掃溜菊 生麦酒解禁時刻午後三時。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 寄り道とは楽しいものだし、道草の味はさぞうまいのでしょう。寄り道によって新たな発見もあるだろうし、道草でしか味わえない喜びもあるはずです。 問題なのは […]