2020-05-17 / 最終更新日時 : 2020-05-17 wpmaster 構造 第1138回 白虹貫日とジアステレオマー 夏山に鷺の並ぶや田植笠(許六)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 「カサ」と言えば柄のあるものが「傘」で柄のないものが「笠」で、どちらも体を覆うものですが、さらには「暈」もあってこれは太陽とか月にかかる光輪で […]
2020-05-16 / 最終更新日時 : 2020-05-16 wpmaster 構造 第1137回 ミミクリーと社会葛藤 これでいいや、うおうおうお、あそぼーよ、魚ごっこ!(ボ・ガンボス『魚ごっこ』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 「ごっこ」遊びとは、自分でない別の姿を借りてそれになりきる、のではなく、かりそめであることを承 […]
2020-05-15 / 最終更新日時 : 2020-05-15 wpmaster 構造 第1136回 エラストマーと九章算術 十年や二十年なんて、ゴム消しさ(忌野清志郎)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 消しゴムが鉛筆の跡を消すのは、素人目で雑に言えば消しゴムが鉛筆の芯の痕跡を吸着して紙面から剥がし去る仕組みによるものだと考えられ […]
2020-05-12 / 最終更新日時 : 2020-05-12 wpmaster 構造 第1133回 エネルゲイアと本朝二十不孝 そこにないものを探し続けろ(映画『最高の人生のはじめ方』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 「何かが存在しない」ことを認識するのは、存在することを基準にして物を見るからでしょう。あちらに存在しているものがこ […]
2020-05-11 / 最終更新日時 : 2020-05-11 wpmaster 構造 第1132回 大馬印とアルピニズム 卯の花を腐す霖雨の始水に寄る木積みなす寄らむ児もがも(大伴家持)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 「くたす」「くさる」は元々「くだる」から来ているのだろうなあと思い、これは恐らく、くちる、くづれるなどにも通 […]
2020-05-08 / 最終更新日時 : 2020-05-08 wpmaster 構造 第1129回 ラチェットカム方式と送り引き落とし 最高のパンチは一歩引いた時に打てる(映画『ミリオンダラー・ベイビー』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 押して押して押しまくるか、押してダメなら引いてみるか、押して押して引いて押すか、引いて押して引いて押す […]
2020-05-07 / 最終更新日時 : 2020-05-07 wpmaster 構造 第1128回 アンドレアルフスと媒概念不周延 理屈はこねてもセメントこねない(忌野清志郎&2・3’S『現場処理の男』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 理屈とは「理」が「屈している」、つまり理が通らないわけだから、「理屈に叶っている」などの […]
2020-05-06 / 最終更新日時 : 2020-05-06 wpmaster 構造 第1127回 テルミドールの反動とリーマンスティルチェス積分 ハラホロヒレハレ(テレビ番組『シャボン玉ホリデー』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 ハラといえばまず「原」でしょうが、これは広い場所とか平らな部分の意味だから、つまりハラもヒロもヒラも元は同じところから来 […]
2020-05-05 / 最終更新日時 : 2020-05-05 wpmaster 構造 第1126回 アンカレイジと飛騨春慶塗 このはしわたるべからず(『一休咄』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 一休和尚は橋と端をかけた頓智で切り抜けたそうですが、そもそも橋と端は同じ語源から来ている言葉なので、かかるのは当たり前です(橋だけに)。 […]
2020-05-04 / 最終更新日時 : 2020-05-04 wpmaster 構造 第1125回 ポライトネスと敬天愛人 自分を助ける最良の人は自分(映画『マダム・イン・ニューヨーク』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 自分のことは自分が一番よくわかると言い張る人もいれば、自分のことこそよくわからないものだと主張する人もいます […]