第228回 ルル三条と十徳ナイフ

もし若いあなたが、時間の裂け目に落ちて、1947年の東京のどこかに急に現れたとしたら、そこが地球上のどこであるのか、ブログに書きにくいに違いない。こんにちは、大島雅己です。

ツールという言葉をよく耳にします。道具とか工具とか用具のことですね。手法とか方法という意味に広げて使われることもあるようです。
身近でパッと思い浮かぶのは、仕事に使う実用品ですね。愛用のパソコン、手帳、ペン、スマホなど。七つ道具などと称して常に持ち歩いている人もいますね。
さらに意味を広げて、手法とかアイテムのような意味でも使われますね。例えばEXCELやWORDなど、よく使うパソコンのソフトウェアもそうですし、SWOT分析とか3C分析のような、いわゆるビジネスツールもありますね。
厳密な定義は置いといて、「便利な機能」を全般的に指すものと考えています。

このツールは、自分の武器としてうまく活用したいものです。道具に執着するのをよしとしない考え方もあるかもしれませんが、ツールによって仕事の品質や生産性が上がるのであれば、利用しない手はないし、仕事人が商売道具を大事にするのは当然のことだと思います。
もちろんそちらの方向ばかりに熱を上げて仕事の中身が軽視されてしまうのは本末転倒ですが、一流の料理人がマイ包丁を大事に手入れするように、ツールを強力な味方にしておきたいものです。

音楽の世界はまさしくツールに囲まれています。楽器自体はもちろんだし、練習のための教本やグッズ、メンテ用品、そして演奏技法や音楽理論もツールとして重宝します。音楽そのものが人生を盛り上げるツールの一つとも言えるでしょうか。

<今日の本歌>
小林信彦「紳士同盟」

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