第2490回 レコードと情報(1)

こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。すべて世はこともなし。情報の管理形態として書籍にならんですばらしいのはレコードでしょう。これは音声情報の媒体ではありますが、ジャケットやパンフレットなどもあったりして、書籍に近いものと考えております。むしろ文字情報に加えて音声も管理できる点では書籍よりも進化していると言っていいぐらいです。CDの方がもっとよいではないかと思われそうですが、音声情報の生々しさや人肌感という点でも、物理的なレコード針の操作を含めた見当識という点でも、圧倒的にレコ―ドがすぐれているし、ジャケットやパンフレットの存在感も全く違います。ましてやデジタルだけで完結するストリーミングなど、もはやありがたみも感じません。むしろバーゲンセールで安くさばかれる劣悪品のような扱いになっているようで聴く気になりません。続きはまたどこかで。

(A面へ)

<今日の一推>
武田理沙「Metéôros」

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