第2470回 歌とコミュニケーションの関係(1)
こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。それはさておき、歌の存在意味とは何でしょうか。普通に言葉を発するのと、歌を奏でるのとでは何がどう違うのでしょうか。想像してみると、たいていの場合において、通常の会話や発声をする場面でそれを歌で代替した場合、おかしなことになりそうで、時には怒られたり、怪しまれたり、とんでもない失策を呼ぶことにもなりそうです。ではなぜ人は歌うのか。歌にした方がより伝わるもの、あるいは、歌にしなければ伝えられないものがあるからでしょう。言葉から韻を生み出し、調子をつけて、旋律を与え、和声を奏でることは、きわめて高度で効率的な情報編集なのだと感じます。続きはまたどこかで。
<今日の一推>
マダムギター長見順「在庭坂」