第188回 コンロンナンカロウと占風鐸
みんながあいつに向かってここらに近づくなとか顔を見せるんじゃないとか消えてしまえなどと言い、目には炎を浮かべて口調はギラギラだ。それをブログに書け。ブログを書くんだ。こんにちは、大島雅己です。
ITシステムは難しいと思われるかたもいらっしゃるかもしれませんが、どんなに難しく見えても結局は「何かを受け取って何かを吐き出している」という構図になるはずです。インプットをして、アウトプットする、と。情報を飲み込んで、処理したのちに提示する。入れて出すということです。
食べて出す、というと尾籠な感じになってしまいますが、人間が何かを行う時の図式も結局同じようなもので、情報を吸収して、それを何等か処理したのちに、何かの行動を起こすわけだから、外部に対して何かの行いを表現する、ということで、インプットでアウトプットだ。
世の中のほとんどのものはこうして動いていて、中で行っているのは加工、集計、処理、計算、消化、昇華、整理、並べ替え、マージ、調整、などなど、これらを総括すれば、松岡正剛先生の言葉を借りれば「編集」ということです。
インプットなきアウトプットや、アウトプットなきインプットなんて、この世にあるのでしょうか?(ちょっと考えましたが思いつかず。あったとしても特殊な異例なものでしょう)
つまり図式化すればITだって単純なもの、無闇に恐れなくてもいいという話でした。
楽器は、人間の操作(打鍵、弾弦、吹奏など)を受けて、音をアウトプットします。インプットがなければ音は出ない。自動演奏等というものがありますが、あれだって自動演奏させようという人間側の仕掛けがインプットです。
<今日の本歌>
Michael Jackson “Beat It”