第154回 羽仁もと子とブール論理
この強情者、書き辛そうなネタがあると必ず挑戦したがる。シシュフォスの苦役だ。巨大な団子のような素材をいつもの後退りで細心の注意をもって一字ずつしたためていく。こんにちは、大島雅己です。
さて、家計簿をつけるのに一番よい方法はどれでしょうか?
1.使い慣れた大学ノートに記録していく
2.専用の家計簿帳を使う
3.パソコンでEXCELに記録していく
4.パソコンで家計簿ソフトを導入する
5.スマホで家計簿アプリを使う
答えは、「なんとも言えない」です。家計簿をつける目的によって答えはいろいろだからです。
自分が手っ取り早く整理したいからなのか。記録を残して何かに役立てたいのか。どこかに提出する必要があるのか。無駄な出費を押さえて別のことに回すためか。
また、それにかかる手間暇をどう考えるかにもよりますね。
できるだけ楽をしたいか。時間を節約したいか。お金をかけたくないか。出先でも作業したいか。
こうして必要な条件を丁寧に考えていけば、どの選択肢が最適かが決まるでしょう。案外、いますぐやらなくてもよくなったりするものです。なので、最初から「0.何もしない」を入れておいた方がいいかもしれません。
そんなことは充分わかっているのに、「今夜どこで酒を飲むか」という悩みに対して、「0.飲まない」という選択肢を設定できないのは情けなきことなり。
<今日の本歌>
J.H.ファーブル「ファーブル昆虫記」