第144回 催馬楽とネコシャクシビールス

打鍵の際に常に腕の振りと逆の方向に強力なばねの力が働く。つまり引き戻すバネに対して書く力で絶えず逆らっているのだからブログに必要な筋肉が異常に発達します。こんにちは、大島雅己です。

ロジャースのイノベーター理論はITの世界でも当然あてはまります。
目新しい技術は簡単には受け入れられず、イノベーターの情報が伝わってアーリーアダプターが使い出し、将来性や信頼性が認知されるにつれて需要も拡大し、キャズムを乗り越えればアーリーマジョリティが当たり前のように使うレベルになるでしょう。やがて新しさがなくなり枯れたものになっても、慎重派のレイトマジョリティは使い続けるかもしれません。最終的にはマニアックなラガードだけがポツポツ使っているという状態となるでしょう。

これが音楽の分野だとどうなるか。
アヴァンギャルドな音楽は当然すぐには売れないでしょう。受け入れるのは一部のカルトなファンぐらいか。ジャズ界、ブルース界、現代音楽などのような特定のジャンルの中でファンの話題になれば、そこそこの市場を得られそうです。しかしそれがポピュラーミュージックとしてヒットチャートを獲得するには、やはり大きな溝があるでしょう。やや古めいてナツメロやオールディーズと呼ばれる部類であればコアな愛好家には喜ばれるかもしれません。

私はグレゴリオ聖歌や雅楽に凝っているのですが、これはもはやラガードということでしょうか?(古典芸能は、そもそも別扱いのような気がしますね)

<今日の本歌>
梶原一騎・川崎のぼる「巨人の星」

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