第1699回 クロンキスト体系と撿紅点

くろがねのやうに光るか秋なすび。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

さきがければ吉原を彩る。押せば判になる。街は色づいている。顔は美しい。鏡は先聞後見。兄がいる。弟もいる。父母もいる。王もいる。君子もいる。宰相もいる。車もある。電車もある。机もある。時計もある。朝は二月。字があり布があり堂がある。車はほっそりしている。美しいものを指すが、人間ならば表沙汰にできない。時めき、栄え、盛りである。うわべだけで真実味がない。絵具でもある。ご祝儀でもある。合わせて遊ぶ。札でも遊ぶ。言葉を持つ。戦うこともある。笑いもする。帰ることもある。盛り上がるのは金曜か土曜か。暦がある。塩がある。正月がある。相撲を取る。寺の説教がある。散ったり尽したり。盗んだら歌えば許される。心がある。帽子がある。遅かったこともある。どこへ行ったかわからないこともある。火がつく。丸を囲む。道が左右にある。結んだり持たせたりする。子どもはルンルン。係長やピュンピュン丸がいる。東京にもパリにもサンフランシスコにも轟く。その名は花なり。

(A面へ)

<今日の一唱>
武島羽衣・滝廉太郎『四季』より「花」

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