第1640回 エソロジーと比例原則

珈琲にたらす焼酎ひと滴よ。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

泉谷しげる氏の『黒いカバン』をよく思い出すのですが、傍から見て「怪しい」状態とは一体どういうものを指すのでしょうか。私自身も駅構内で何度か職質を受けたこともあり、その時に「なぜ私を怪しいと思ったのか」とたずねたところ、「動き方が普通でない」ということでした。

普通の動き方とは、目的地に向かって真っすぐに進むものであるのに対して、私の場合はあっちへよろよろ、こっちへふらふら、向こうをキョロキョロ、という感じで、どこに向かっているのかわからないようなものだったのです。

これには理由があって、ある時はトイレを探していたため、またさる時は売店を探していたためです。どこにあるかわからないので、うろうろするのが当り前なのですが、これが一般的には挙動不審と映るようです。

「目的がどこにあるのか見えない」言動には要注意です。

(A面へ)

<今日の一唱>
泉谷しげる『黒いカバン』

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